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1995 年度 実績報告書

理科授業における構成主義に基づいた新しい指導と評価のプログラムの開発と試行

研究課題

研究課題/領域番号 06680167
研究機関筑波大学

研究代表者

長洲 南海男  筑波大学, 教育学系, 教授 (90018044)

研究分担者 熊野 善介  静岡大学, 教育学部, 助教授 (90252155)
キーワード構成主義学習論 / 根源的構成主義 / 従来的構成主義 / 概念地図法 / 概念変換 / STS / オ-センティックアセスメント / 全米科学教育標準アセスメント
研究概要

1、理論的研究。英国の構成主議論に関する主要な文献を分析した結果、科学知識を学習者自らが先行知識、経験を基に構成していく捉え方を有する人たちを総称して、構成主義者と見做すことが明らかになった。知識の構成のプロセスで、学習者自身に焦点化した『根源的構成主義』、社会との関連に焦点化した『社会的構成主義』、ピアジェの認識論に焦点化した『従来的構成主義』の三つに大別できた。
2、論理的、実践的研究。学習者の科学知識の構成のプロセスを図式化する有効な手段としてNovak&Gowinの開発した概念地図法の理論を解明した。さらに、この概念地図法を活用した実践を行ない、有効性を明らかにした。
3、学習者が科学知識を構成する際に、学習者が本来有している知識や理解が必ずしも科学者の専門概念と対応しない時に、知的矛盾を有するか否かに異なるが、いずれにしても概念変換を経て、科学の専門概念を構成する指導過程の重要性を解明した。
4。従来の探究学習との比較をして、STS(Science/Technology/Soviety)の重要な指導法として構成主義を位置づけていることを解明した。さらにこの構成主義に基づく指導と評価の事例として、米国のSTSの中等学校段階のテキストであるSciencePlusの展開例を明らかにした。
5,現在、米国で出来上がったばかりの『全米科学教育標準』を事例にそこで展開されているアセスメントの理論と実際の事例を解明した。
6、構成主義に基づく評価にはポートフォリオ評価に代表されるオ-センティックアセスメントと称される学習者に対する質的評価法があることを明らかにした。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 長洲南海男: "STS(Science/Technology/Society)における新しい指導方法-探究学習論から構成主義学習論への転換-" 筑波大教育学系 教員学系論集. 19(2). 111-113 (1995)

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公開日: 1997-02-26   更新日: 2016-04-21  

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