理科実験におけるセンサーからの信号をコンピュータに取り込み、測定値をグラフ化して表示するプログラム、異なるグループの測定値をネットワークを利用して1台のコンピュータに収集してグラフ表示するプログラムの試作を行った。 1 センサーからの測定値をグラフ化するプログラム センサーからマザ-ユニットに入力される信号は、RS/232Cのインターフェイスによりコンピュータに取り込まれる。これを制御し、結果を表示するプログラムを、各機種に対応するように開発した。 2 ネットワークライブラリの作成 各種アプリケーションプログラムからネットワークを容易に利用するために、NETBIOSをコールするライブラリを開発した。このライブラリを利用すれば、ネットワークに関する専門的な知識を持たない教師でも、ネットワーク対応のプログラムの開発ができる。 3 ネットワーク対応の理科実験測定システム 上記1と2を組み合わせ、各グループのコンピュータに入力されるセンサーからの入力データを、クラス用コンピュータに回収することを実現した。その結果、各グループの実験結果が、1台のコンピュータ画面上にリアルタイムで表示可能となった。
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