理科における実験を改善するためにコンピュータとセンサーを利用したMBLは多くの可能性を秘めている。日本の学校では4〜6人からなるグループで実験を行い、各グループの実験結果を総合して考察する場合がある。本研究では、コンピュータ・ネットワークを利用して、各グループの測定値をリアルタイムで交換できるプログラムを開発した。 1.NETBIOSを利用したプログラミングを容易にする関数ライブラリを作成した。 2.各種センサーからのデータに基づきリアルタイムでグラフ表示するプログラムを作成した。 3.ネットワーク化されたコンピュータを利用し、上記の関数ライブラリをCALLすることによって、複数のセンサーからのデータを同一グラフに表示するプログラムを作成した。 4.理科実験において、数グループが本システムを利用して行う共同実験の具体例を示した。
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