研究概要 |
(1)小学校から大学までの算数・数学教育における電卓・グラフ電卓の利用の在り方について、その理念や授業実践を、研究代表者・分担者・協力者各自が小論文にまとめた。 (2)中学校1年から高等学校3年までの数学科学習指導案を33種類作成した。その内容は、反比例、1次関数、2次関数、課題学習、三角関数、微分係数、定積分、微分法、等式と不等式、媒介変数、統計処理である。 (3)カシオ、シャープ、TIの3メーカーのグラフ電卓について、基本操作表(ON,Off,代数関数、関数y=x^2+5xなど)を作成した。 (4)アメリカ、オーストラリアの数学教育の研究者や教師と、論文、指導実践、評価の在り方について情報交換を行った。 (5)アメリカのUCSMP教科書、イギリスのSMP教科書における、電卓・グラフ電卓の利用を調べまとめた。 (6)アメリカの大学入試委員会作成・AP微積分パンフレットにおけるグラフ電卓利用の問題を調べた。 以上の成果の一部を、中間報告書「電卓・グラフ電卓を利用した算数・数学教育-小学校から大学まで-」(1995年,218ページ)としてまとめた。
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