研究概要 |
1,地球環境学習プログラムの開発(研究目的) 本研究の目的は、博物館の特性を最大限に活用した地球環境学習プログラムの開発を行い、その試行と実施をすることにある。博物館の特徴は以下の通りである。 (1),地球科学から生物学まで幅広い分野の学際的な学習体系を整えることができる。 (2),室内学習および野外実習、分析機器を用いた実験実習を連動して展開できる。 (3),個人や家族、学校など多種多様な利用者に対応することができる。 (4),継続的な学習活動と学習成果の蓄積をおこなえる。また、常に新しい情報を収集し学習プログラムの更新をおこなうことができる。 2,学習プログラムの実施(研究実施と成果) 本年度は、7年度に試行した学習プログラムの再検討し、本格的な学習プログラムの開発と実施を目指した。 (1),身近な地球環境を、いつでも、どこでも、だれでもが活用できる手段として、各種ハンドブックを作成した。 これらの印刷物は博物館だけでなく、学校や家庭での学習手段としてひろく活用されている。 (2),博物館の機能と設備を活かした野外学習、室内学習、実験等を含む学習プログラムの開発(テキストとワークシートを作成)し、一般向け学習講座を実施した。家庭や学校現場では体験できない学習内容は、参加者の地球環境への理解を深めることが出来たことで、成果をあげることができた。 3,今後の計画 今後、当初計画していたが、開発途中であるプログラムについての継続を進める。 (1),パソコンを利用した学習用画像プログラムの開発と実施 (2),階層別プログラムの開発と実施 (3),他分野の学習プログラム作成および総合的学習プログラム作成のための指針づくり
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