• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

1995 年度 実績報告書

学習障害児における視聴覚刺激に対する内部空間の構成過程に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 06680195
研究機関北海道大学

研究代表者

高橋 誠  北海道大学, 工学部, 助教授 (10154858)

研究分担者 上野 武治  北海道大学医療技術短期大学部, 教授 (30109433)
井野 秀一  北海道大学, 電子科学研究所, 講師 (70250511)
伊福部 達  北海道大学, 電子科学研究所, 教授 (70002102)
キーワード学習障害 / 知覚運動協応 / 感覚統合 / 指示運動 / 運動計測
研究概要

運動機能に着目した学習障害児のための定量的診断方法の確立を目的として、研究を行った。児童の成長過程において視覚と手の協調動作などの知覚運動協応が運動発達の基礎となっている。本研究では知覚運動協応の中で指示運動に着目し、その計測装置を試作し計測を行った。視覚刺激および視聴覚刺激の二種類のターゲットに対する、成人健常者、健常児および学習障害児を被験者とした指示運動の計測を行った。その結果、視聴覚刺激を呈示した場合、成人健常者の指示点のズレおよび標準偏差が減少することが明らかになった。また、健常児と学習障害児において、視聴覚刺激を呈示したときのみ有意義が生じた。これより、学習障害児は異種感覚の統合能力に劣ることが明らかになった。この知見は学習障害児の定量的診断を実現する上で有用となるであろう。

  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 水戸部一孝: "学習障害児のための指示動作を用いた定量的診断" 電子情報通信学会論文誌. 79-A. 346-353 (1996)

  • [文献書誌] 水戸部一孝: "手作業空間内外における方向知覚運動協応" 電気学会論文誌. 115-C. 296-301 (1995)

  • [文献書誌] 水戸部一孝: "光音刺激に対する知覚運動協応についての基礎的研究" 計測自動制御学会論文. 31. 1023-1029 (1995)

URL: 

公開日: 1997-02-26   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi