研究課題/領域番号 |
06680196
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研究機関 | 北海道教育大学 |
研究代表者 |
三橋 功一 北海道教育大学, 教育学部・函館校, 助教授 (40166062)
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研究分担者 |
山崎 正吉 北海道教育大学, 教育学部・函館校, 助教授 (80107242)
中村 紘司 北海道教育大学, 教育学部・函館校, 教授 (40007563)
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キーワード | 授業設計 / 教材研究 / 教授方略 / 教授学習過程 / 発問系列 / 教科教育 |
研究概要 |
授業設計を行う際の基礎となる教師の教材研究・授業設計という内観的な思考過程に焦点をあて、教材研究・授業設計の方法を明確にし、それに基づき教科教育における教材研究・授業設計の指導方法を確立することを目的としている。 教師の授業計画に関する思考過程の分析と教材研究・授業設計の方法に関する指導教材の開発・作成を行った。 1)小・中学校の授業をビデオ収録した。その授業をコミュニケーションの視点から捉え、教材研究・授業設計において必要な学習者のレディネスと教師の発問及びそれに対する反応・応答等の情報を抽出できるモデルを選択し、授業筆記記録を作成し教材化を図った。 2)授業における発問過程に焦点をあて、教材内容と授業学習過程の構成(発問系列・構成)に関して現職教師と学生の方略について調査・分析した。 3)上記の教材を用いて、授業展開に関わる教授方略に関する、学生の読みとり能力について調査・分析した。 これらの調査から、授業設計において、実習生は、教科内容(教材)の伝達に授業の重点をおき、現職教師は、学習課題の設定と学習者の課題追求及びその後の討議に授業の重点をおいていることがわかった。実習生と現職教師の授業の重点とそこにおける役割が異なるのは、授業展開に関わる教授方略について、経験を経た教師はそれを明確に持って授業設計を行っているが、実習生は設計段階においてそこまで意識していないことが要因であることが明確になった。
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