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1995 年度 実績報告書

問題解決支援を目的とした数学学習環境に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 06680204
研究機関東京学芸大学

研究代表者

中村 直人  東京学芸大学, 教育学部, 講師 (20201676)

研究分担者 松居 辰則  東京学芸大学, 教育学部, 助手 (20247232)
清水 美憲  東京学芸大学, 教育学部, 助教授 (90226259)
梶 外志子  東京学芸大学, 教育学部, 助教授 (70134765)
キーワード数学学習環境 / マルチメディア / ネットワーク / 認知分析 / 問題解決 / 分散協調 / 電子教科書
研究概要

平成6年度に開発した教材をマルチメディアネットワーク環境に実現し,学習者の協調作業による数学問題解決の支援や,協調的な学習を展開する上で,学習者の知識のみならずその問題に対する意識・態度の情報を得るための手法,学習者のメタ認知過程を中心に研究を行った.具体的には以下の3つがあげられる.
1.数学学習環境におけるシステムの基礎研究
主にマルチメディアネットワークとハイパーメディア技術を中心とした研究を行った.具体的には,数式などの否文書情報に対するリンク手法,WWW上のリンクの自動作成手法,数学教育の立場からリンクのアンカーとなるキーワードの選定基準の研究を行った.
2.学習者の認知分析手法
ネットワーク上などで協調的に学習を展開していくには,学習者の知識の差異だけではなく意識.態度の差異も重要なパラメータであると考えられる.そこで,態度情報を得るための区間評定によるファジィ推論手法と意識構造の変容を測定する意味構造グラフの類似性に関する研究を行った.
3.数学学習におけるメタ認知過程
数学学習において問題解決などに対する学習者のメタ認知の過程についてを評価・考察した.この考察などにより,マルチメディアネットワークにおける協調学習との関連を研究してきた.

  • 研究成果

    (7件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (7件)

  • [文献書誌] 中村直人: "数学学習環境におけるマルチメディアネットワークを活用した電子教科書の設計" 教育システム情報学会誌. Vol.12 No.1. 39-51 (1995)

  • [文献書誌] 梶外志子: "戦後50年関数の指導はどう変わったか-学習指導要領に基づく関数の指導の変遷と今後の方向" 日本数学教育学会誌. Vol.63,64. 56-59 (1995)

  • [文献書誌] 清水美憲: "分数の除法に関する自動・生徒の認識:その硬直した「論理性」の問題" 数学教育学論究. Vol77 No6,7. 3-26 (1995)

  • [文献書誌] 松居辰則: "学習者の曖昧性を反映させた意識構造のモデル化のための構造分析法" 情報処理学会研究会資料. 43-48 (1995)

  • [文献書誌] 中村直人: "新しいインフラに向けての教育情報カリキュラムの改善" 日本教育工学会第11回講演論文集. 47-48 (1995)

  • [文献書誌] 中村直人: "インターネットを用いた観測データの収集と教材フィードバックについて-GLOBEプロジェクトでのインターネット利用-" 電子情報通信学会技術報告. ET95-65. 21-26 (1995)

  • [文献書誌] 中村直人: "教育方法改善シリーズIV 教育メディア利用の改善 4章マルチメディアの活用" 国立教育会館, 33 (1995)

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公開日: 1997-02-26   更新日: 2016-04-21  

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