研究概要 |
平成6年度は,これまでの教育ソフト・データ約400件を収録したCD-ROM教材集の内容を見直し,文字情報,図形情報それぞれに関する情報活用技能の項目,表計算による数値情報処理やデータベースを用いた情報の収集・判断・作成などについて,学習可能な学年段階を調査分析ができるように再構成した。さらに,これにもとづき,次年度は,調査用のCD-WOディスクを作製して、小中学校10校程度で調査を実施し,情報活用技能の系統案を作成する予定である。 さらに,指導要領や教科書などの資料から各教科,特に理科と算数数学教育の内容に含まれている情報活用に関連する内容や学習活動など,学習項目を調査分析を実施し,中学校数学の全分野については,学習項目と情報活用の方法の関連および使用するソフト例と授業での使用法を記述した一覧表をした。 次年度には,小学校算数学習系統表を作成し,中学校数学との関連を分析するとともに,作成したCD-WOを用いた試行的教育実勢による調査の結果を用いて,一貫性・継続性のある情報活用カリキュラムの試案を構成する予定である。
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