物理に関する映像情報、図形情報及び文字情報を収集し、これらの情報を教師が自由に検索し、加工して簡単に教材が作成できる素材データベースを開発する事が目的である。そのために、本年度は物理の教科書に登場する人物のイラスト画及び波動・電気に関する映像情報を収集し、授業に利用できるシステムを開発するため次の研究をした。 1)物理学を発展させた学者を時代や学習項目で整理し、イラスト画を作成し、コンピュータに入力した。 2)入力した学者の人物画を高等学校生徒及び高等看護学校の学生に提示し、生徒・学生の反応を調査した。物理の授業は計算や法則の暗記と考えていたのに、関連のある学者のイラスト画を提示されその業績を説明されたことに非常に興味をもつことがわかった。 教師は人物に関する文字情報を必要とし、生徒・学生は自学者がどんな方法や器具で法則を発見したかが具体的に知りたいことがわかった。 収集した人物画について、その生年没年、国籍、主な業績及び人物に関する説明や社会的影響等の文字情報を入力した。 4)物理学者像を説明するためのイラスト画、写真等を入力した。 5)人物画、業績及びその説明画等を効果的に提示できるように連結した。 6)波動、電気に関する映像情報を収集し入力した。
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