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1994 年度 実績報告書

一般教育と専門教育の「有機的関連」をめぐる問題とカリキュラムのあり方について

研究課題

研究課題/領域番号 06680270
研究種目

一般研究(C)

研究機関日本大学

研究代表者

高原 光子  日本大学, 生産工学部, 助教授 (50059424)

研究分担者 久保寺 昌宏  目白学園女子短期大学, 助教授 (20269468)
中西 裕一  日本大学, 生産工学部, 助教授 (50188992)
北村 侑子  日本大学, 生産工学部, 助教授 (40059663)
高橋 邦彦  日本大学, 生産工学部, 教授 (50059226)
森山 茂  日本大学, 生産工学部, 教授 (80060044)
キーワード学のピラミッド構造 / 真理観 / 全一的な知 / プロト-学問 / 非専門 / 統合必修科目 / コミュニケーション / 科学思想講座
研究概要

1.近代西欧の合理主義や二元論に立脚した機械論的世界観は,「唯一の真理」観を生み出し,学問体系に大きな影響を及ぼした。専門緒学を頂点とした学のピラミット構造を作り上げ,多数の専門個別科学を独立させた。現在,解決不可能な諸問題に当面して,個別科学を支えて来た世界観が根底から問われている。すなわち,「唯一の真理」観に対して「全一的な知」を探求するための学問体系が希求されているのである。学の原点(proto-学問)としての一般教育の存在理由がここにある。
2.新しい学問体系の構築に当たっては,個別・細分化された専門緒学の統合を主題とする。
(1)「科学思想講座」のような科学存立の基盤を問う学問を通しての統合
(2)言葉によるコミュニケーションがその都度新しい意味世界を創出することから,単なる道具としてではなく,あらゆる学問の根源に係わるものとしての語学を通しての統合
3.従来の一般教育の位置付けは,対専門の範疇で認識されて来たため,つぎのいずれかである。
(1)非専門として(単なる教養科目)
(2)専門の基礎として(専門必修基礎科目)
4.統合必修科目(integrated core)をもったカリキュラムの例として,東京大学の「前期課程カリキュラムの改定」(『大学改革とは何か』藤原書店1993・7)は意図を同じくするものである。

  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 森山茂: "現代思想と教育" 一般教育学会誌. 16. 30-37 (1994)

  • [文献書誌] 久保寺昌宏: "語学教育の理念" 一般教育学会誌. 16. 116-122 (1994)

  • [文献書誌] 北村侑子: "現代思想と教育「エラノス」論集 第2号" エラノスの会, 98 (1994)

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公開日: 1996-04-08   更新日: 2016-04-21  

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