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1995 年度 実績報告書

アプリケーションセマンティクスに基づくユーザインタフェースのカスタマイズ環境

研究課題

研究課題/領域番号 06680370
研究機関図書館情報大学

研究代表者

杉本 重雄  図書館情報大学, 図書館情報学部, 助教授 (40154489)

研究分担者 藤田 岳久  図書館情報大学, 図書館情報学部, 助手 (50238573)
阪口 哲男  図書館情報大学, 図書館情報学部, 助手 (10225790)
田畑 孝一  図書館情報大学, 図書館情報学部, 教授 (50026085)
キーワードグラフィカルユーザインタフェース / GUIプログラミング / GUIビルダ / アプリケーションセマンティクス / GUIのカスタマイズ / ソフトウェアの再利用 / GUIのプログラミングモデル / ユーザインタフェースオブジェクト
研究概要

グラフィカルユーザインタフェース(GUI)の発展に伴い,複雑なプログラミングを必要とするGUI開発を容易にするため様々なGUI開発ツールの研究開発が進められてきた.従来の開発ツールは,ウィジェット(widget)と呼ばれる汎用性を前提に設計されたGUIを構成するためのソフトウェア部品を基礎にしているものが一般的である.一方,GUIが多く開発されるようになるにつれ,開発したGUIを再利用することに対する要求が増してきた.GUIを再利用するには応用プログラムから見た意味,すなわちアプリケーションセマンティクス(Application Semantics)に基づいてGUI部品を定義し,蓄積・再利用できるツールが必要である.しかしながら,従来のGUIプログラミングモデルは汎用的なウィジェットのみを基礎としているため機能の定義と外観や操作性の定義が分離されていない.そのため,既存のGUIと同じ機能を持ち操作法のみ異なるGUIを作る場合でも,はじめからGUIを作るのと同様の作業が必要である.
本研究では,GUI部品をアプリケーションセマンティクスに基づく論理的機能定義と物理的な環境に依存する外観や操作方法を決める物理的構造定義の両面で定義する方法を提案した.本研究ではGUI部品をユーザインタフェースオブジェクト(UIO)と呼び,UIOには10種類の基本UIOとUIOを組み合わせて定義される複合UIOがある.また,この部品定義に基づきGUIの機能定義(機能デザイン)と外観と操作性に関する定義(ビジュアルデザイン)を分離したGUIプログラミングモデルを提案し,このモデルに基づくGUI開発ツールの開発を進めた.本GUI開発ツールは,長方形の枠組のみを用いて表したGUIを応用プログラムと結合し,外観に依存しないGUIの機能デザインとその検証を行うためのツール,機能定義されたGUIのビジュアルデザインをするためのツール,および両ツールを利用するUIOを蓄積するUIOベース(GUI部品ベース)からなる.

  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] mitsuharu nagamori: "Customizing User Interfaceshased on Application Semantics: An approach to Reuse Graphical User Interfaces" Proceedings of the 47th Federation of Information and Documentation conference. 301-305 (1994)

  • [文献書誌] 永森光晴: "GUIのカスタマイズを指向したユーザインタフェースビルダ" 電子情報通信学会技術研究報告. 94-42. (1995)

  • [文献書誌] 永森光晴: "機能デザインとビジュアルデザインを分離したGUI開発ツール" 情報処理学会51回全国大会講演論文集. (1995)

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公開日: 1997-02-26   更新日: 2016-04-21  

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