本年度は、身体動作データの解釈と表示を行うための、身体動作シミュレーションシステムの開発を行った。本システムは、本年度備品で購入したグラフックワークステーションSGI Indy上でグラフィックライブラリソフトウェア(GL)を利用して開発した。本システムにより、身体モデルの各関節における角度情報をファイルから入力し、これをもとに、身体モデルの姿勢を算出する。角度情報の時間変化をファイルとして記憶しておくことにより、身体動作を記述し、表示することができる。本シミュレータでは、身体動作の再生、停止などの実行制御と、視点の移動、拡大縮小などによる表示モードの制御ができる。本システムは、まだ、動作記述言語BNを直接解釈するようにはなっていないが、BNの解釈部分は別途開発しており、これら2つのシステムは、来年度結合する予定である。これにより、来年度、身体運動のライブラリの作成が可能となる。
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