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1995 年度 実績報告書

RFPプラズマ中のイオン加熱機構の解明

研究課題

研究課題/領域番号 06680444
研究機関名古屋大学

研究代表者

佐藤 紘一  名古屋大学, 工学部, 教授 (40023733)

研究分担者 斉藤 勝宣  日本大学, 理工学部, 助教授 (50059763)
永津 雅章  名古屋大学, 工学部, 助教授 (20155948)
有本 英樹  名古屋大学, 工学部, 助手 (80242882)
キーワードイオン加熱 / 逆転磁場ピンチ / 高速中性粒子エネルギー分析器 / ドップラー幅測定 / 磁気再結合 / ダイナモ作用
研究概要

名古屋大学では高速中性粒子エネルギー分析器の測定により、イオンのエネルギー分布がほぼ電子温度と等しいナクスウエル分布した成分と高エネルギー成分よりなっている事を確認した。この高エネルギーのテイルは測定した3keV迄、殆どフラットである。この結果は、昨年行われたファラデーカップの測定によるイオンエネルギー測定結果"高速イオンは単色的であり、そのエネルギーが3keVである"。と矛盾しない。高速イオンは粒子束も極めて大きく、スパッタリング等で不純物のプラズマへの混入が予測される。
静電プローブを用いた測定では、リミター近傍では高速の電子の存在が観測されるものの、その他ではイオンの影響が大きく、全体として、イオンがRFPプラズマの挙動を支配している。この高速イオンは、トロイダル磁場逆転面で発生し、プラズマの内と外に伝搬する。蟻酸レーザー干渉計のプラズマの密度揺動の測定で、磁場反転面では密度揺動は30%にもなることが確認されている(プラズマ中心部では約5%)。磁場反転面では、ポロイダルモード数m=0の揺動の共鳴面となっているので揺動が増幅されている可能性がある。この密度揺動がイオン加速の駆動力となっていると思われる。
日本大学では、ドップラー幅測定により熱化した成分の温度測定が行われ、磁気揺動との対応が詳しく調べられた。この結果磁気再結合の際、熱化した温度の上昇が発生することが確認された。
現在、両大学共同で論文作成が行われている。

  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] A.Matsuoka,K.I Sato他: "Plasma Surface Interaction in a Reversed Field Pinch" J.Nucl.Materials. 220-222. 654-657 (1995)

  • [文献書誌] A.Nagata,K,I,Sato他: "A.fiels-reversal Mechanism in a reversed Field Piuch" Phys.Plasmas. 2. 1182-1191 (1995)

  • [文献書誌] A.Matsuoka,K.I.Sato他: "Behavior of Edge Plasma in STP-3(M) Reversed Field Pinch" J.Nucl.Materials. (掲載予定). (1996)

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公開日: 1997-02-26   更新日: 2016-04-21  

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