研究概要 |
制御蛋白質としてヒトインターフェロン調節因子であるIRF-2のDNA結合ドメインに注目して、その遺伝子光学的な大量調製を行った。精製の段階で、このドメインが空気酸化されて二量体を形成することが判明したので、大量のメルカプトエタノール(50mM)で還元状態を保って精製する系を確率し、資料の調製を行った。このドメインが認識するDNAとしては、種々の配列をもつDNAオハコマ-との共結晶科の結果13dと呼ばれるDNA, 5′-A AAGTGAAAGTGA TTCACTTTCACTT と共結晶化し、それが結晶成長する条件を見い出すことができた。現在の条件では、0.2mm程度の大きさまで、数日間で成長できる。この13dのDNAの誘導体DNAをも合成し、それとの共結晶化を試してみるとともに、13dとの複合体結晶の予備的なX線の回折実験を現在行っているところである。
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