研究概要 |
新しく導入した高繰り返し高出力ムービングスラブガラスレーザー(5J,3Hz)を用いて、X線発生の特性を調べた。5Jにて、波長3.37nmの強度8x10^<13>photons/srが得られた。従来のNd:YAGレーザーに比べて5倍以上大きい。 上記のX線を光源とし、X線多層膜回転楕円鏡をコンデンサー、背面照射型CCDを画像検出器とする光学系を用いて、単一X線パルスで、金属メッシュの倍率121のX線拡大像を得た。Nd:YAGを用いた場合(倍率287で450パルス必要)に比較して光源の強度は大幅に改善できた。多層膜回転楕円鏡の設計パラメータの最適化により、光源強度を更に改善できることを、レイトレーシングにより示した。 乾燥生物試料(ヒトの染色体)の作製を行なった。生物試料の測定を準備中である。
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