国内より分与されたマイクロサテライトマーカーで系統間で多型性の認められたbgラットとBN系ラットの間で F_2を作出し、これまでに総計108匹の個体よりDNA抽出用の肝臓を採取し、凍結保存している。この内 54匹分のF_2世代からのDNAの採取を完了した。残りの分についても継続してDNAを採取して行く予定である。 採取の終わったDNAについてPCR法によりタイピングを行なっている。 マイクロサテライトマーカーについては マウスのbg遺伝子がマッピングされている第13番染色体と相同性のあるラットの第17番染色体のマーカーについて国内、国外の機関より分与依頼をしているが、これまでに 第17番染色体上にマップされているマイクロサテライトマーカーの4種類を入手する事が出来た。したがって今後はbg.BNおよびF_1のそれぞれのDNAについて これらのマーカーの多型性を調べ、リンク-ジマーカーとしての有効性を確認して行く予定である。
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