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1995 年度 実績報告書

マイクロサテライトマーカーを用いたラットのbg遺伝子のマッピング

研究課題

研究課題/領域番号 06680828
研究機関浜松医科大学

研究代表者

西川 哲  浜松医科大学, 医学部, 教務員 (50260584)

研究分担者 西村 正彦  浜松医科大学, 医学部, 助教授 (20073661)
キーワードマイクロサテライトマーカー / bg遺伝子 / ラット
研究概要

ラットのbg遺伝子をマッピングするために以下のことをおこなった。
1、マウスのbg遺伝子は第13染色体に位置しているので、ラットについてマウスの第13染色体と相同性のある第17染色体に注目し、同染色体に位置することがわかっているマイクロサテライトマーカーを収集した。
2、米国より、HITH,R-834,R-232,の3つを、国内よりPRL,ACRM,HH1TTS,RPL35P,D17KY01,の5つの計8つのマイクロサテライトマーカーのプライマーを入手できた。
3、これらのプライマーについてPCR法によってDNAを増幅する条件を検討した。その結果R-834,R-232,とPRL,ACRM,HH1TTS,RPL35P,の6つについてそれぞれの増幅条件を設定することができ、それらの増幅産物を電気泳動法で確認した。
4、次に浜松医大・動物施設で維持されている近交系ラット10系統について上記の各マーカーのタイピングをおこなった。各系統の肝臓よりDNAを抽出し3、で設定した濃度に希釈し、各プライマーについてDNAを増幅した。
5、その結果、R-834,R-232,HH1TTS,については調査した系統すべてが同一の泳動パターンでありマッピングには不適であることがわかった。
6、RPL35PはDA-bg系とTM系の間で増幅産物に多型があったが交雑F_1の型はDA-bg系と同様であり、これもマッピングには不適であることがわかった。
7、ACRMについてはDA-bg系とBN系で多型があり、それらのBCF_1を検索した結果からACRMとbgは23.6±4.9cMの連鎖がありbg遺伝子はラットの第17染色体に位置していることがわかった。詳細は来月刊行する報告書で報告する。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Nishikawa,T.: "A Rapid and Easy Electrophoretic Method for Detecting Biochemical loci of Rat(Rattus norvegicus)" Exp. Anim.45. (1996)

  • [文献書誌] 西川哲、西村正彦: "生化学的標識遺伝子組成から見た14近交系ラット系統の遺伝学的位置" 医学と生物学. 132. (1996)

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公開日: 1997-02-26   更新日: 2016-04-21  

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