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1994 年度 実績報告書

四元数ケーラー多様体の分類

研究課題

研究課題/領域番号 06740055
研究機関福井大学

研究代表者

保倉 理美  福井大学, 教育学部, 助教授 (00191122)

キーワード四元数ケーラー / Wolf space
研究概要

1.C型四元数部分多様体の分類については、E_7による対角化定理の証明を3通り得た。(現在、プレプリント準備中)3通り目で用いられたexp写像の公式は、最初数式処理ソフトMATHEMATICAを使って、大体の形が予想された。その際、非結合性をうまく組み込むことができなかったので最後は、手計算によって結果を訂正する必要があった。そのため、MAPLE及びそれが動くDOS-V型コンピュータを購入して、手計算なしで済むようにケーリー代数の計算をプログラムすることを現在研究している。また、対角化定理を用いてC型四元数部分多様体を完全に分類する問題も残っている。
2.四元数ケーラー多様体の分類については、完備でスカラー曲率正なものは四元数対称空間(Wolf space)であることが証明された。(現在、投稿中)これは、以前の不充分な証明を、泊、C.LeBrun、竹内勝の各氏による指摘に基づいて、新たな視点(複素多様体論、微分方程式論)から証明を見直して訂正することができたものである。スカラー曲率が負なものや零なものについては、分類は分っていない。

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公開日: 1996-04-07   更新日: 2016-04-21  

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