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1994 年度 実績報告書

高分子ブロック共重合体の計算機シミュレーション

研究課題

研究課題/領域番号 06740320
研究機関京都大学

研究代表者

好村 滋行  京都大学, 理学部, 助手 (90234715)

キーワードブロック共重合体 / ずり流れ / ブラゾフスキー効果
研究概要

本研究ではOonoらによって考案されたセルダイナミクスの手法を用いて、ブロック共重合体に関するさまざまなシミュレーションを行った.まず最初にブロック共重合体に対するノイズの影響であるが、我々はラメラ相と一様相の間の界面の運動の温度依存性に注目した。A部分の比率が1/2(対称)の場合は、ノイズが無い時にVα√<T-Tc>となったのに対し、ノイズが有る時にはVα|T-Tc|と大きく変ることが見出された.これは2相間の相転移がノイズが無い時には2次転移でノイズが有る時には一次転移であることを示しており、ブラゾフスキー効果が見られたものと考えられる.またこの系にずり流れを加えた場合のシミュレーションも系統的に行い、ある温度範囲、あるずり流れの強さの範囲において、ヘキサゴナル相がメルトすることがわかった.またラメラ相に電場を加えると、電場の方向にラメラ相がそろうこともみつかった.

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] S.Komura: "Diffusion Constant of a Polymer Chain in Biomembranes" Journal de Physique. 5. 5-9 (1995)

  • [文献書誌] S.Komura: "Shape fluctuations of vesicles" “Vesicles". (発表予定). (1995)

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公開日: 1996-04-08   更新日: 2016-04-21  

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