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1994 年度 実績報告書

ファジィ制御を用いた三本ロール曲げ加工機の知能化の開発

研究課題

研究課題/領域番号 06750125
研究機関大阪大学

研究代表者

楊 剛  大阪大学, 基礎工学部, 助手 (00252627)

キーワード有限要素法 / シミュレーション / 制御 / ロール曲げ
研究概要

制御FEMシミュレーションによりロール移動軌跡の決定法:有限要素法シミュレーションに制御方法を導入し,各変形ステップにおいて計算結果をモニタリングしながら加工条件を決定する方法を提案した.この方法用いて三本ロール曲げ加工におけるロールの動きを決定することを試みした.制御方法としては,ファジィ推論を利用している.ファジィルールは有限要素法シミュレーションの結果により最適化している.
CCDカメラにより加工中における板材の曲率分布の測定:CCDカメラにより加工中の板材の形状を撮影し,画像ボードを通じて数値化し,コンピュータにより画像処理を行い板材のエッジを検出する.検出された板材のエッジを用いて最小二乗法により近似する.そして,近似された曲線から板材の曲率分布を求める.求めた曲率分布を利用してロールの動きを制御する.
三本ロール曲げ加工におけるロールの動きの制御:制御FEMシミュレーションによって求めたロールの動きで加工し,曲げられた板材の曲率分布をCCDカメラにより測定し,目標曲率との差を求めてロールの動きを修正する.修正では,微少のロール動きを与えてに対する曲げられた板材の曲率変化量の比を求め,この比でロールの動きを修正する.この方法を用いて,均一な曲率分布または不均一曲率分布を持つ製品を加工するためのロールの動きを決定した.目標形状によく近づく結果が得られた.

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 森謙一郎.楊剛.小坂田宏造: "制御FEMシミュレーションによる三本ロール曲げ加工の最適加工条件の決定" 日本機械学会論文集C編. 60. 3963-3969 (1994)

  • [文献書誌] 楊剛.森謙一郎.小坂田宏造: "制御FEMシミュレーションによる不均一曲率分布を持つ板材の三本ロール曲げ加工のロール移動軌跡の決定" 日本機械学会論文集C編. 61. (1995)

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公開日: 1996-04-08   更新日: 2016-04-21  

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