進行する内耳性難聴(突発性難聴、特発性両側性感音難聴、老人性難聴)の聴力分布の検討から、聴力悪化・改善の過程で聴力レベル60dB付近に分布のピークがあることが我々の研究で明らかになった。 当科難聴外来受診者の純音聴力レベルを各疾患毎に比較した。 各疾患毎に悪化進行前・悪化進行時・治療後の聴力固定時の聴力レベルを比較した。上記の各時期の聴力分布を求め、各疾患毎の進行様式を比較した。 各疾患毎に上記の各時期に行なう各種精密聴力検査を比較した。 各疾患の各種精密聴力検査結果と聴力分布の比較より内耳有毛細胞の傷害程度を推察した。
|