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1996 年度 実績報告書

交易におけるカミ観念-市神・市祭・市伝説の調査研究-

研究課題

研究課題/領域番号 06801040
研究機関国立歴史民俗博物館

研究代表者

福原 敏男  国立歴史民俗博物館, 民俗研究部, 助手 (20156805)

キーワード市神 / 市祭 / 市立て
研究概要

従来、経済活動の場としての市の研究はあるものの、市の守護神である市神や市祭に関する民俗学的研究はほとんどない。商いの神・都市の神としての市祭・市神の実態は不明である.その研究史をふまえて本研究においてはイチ・マチ・マツリの相関関係を視野に入れた問題設定を行ない、以下の実績を得た.東北地方を中心に(福島県磐梯町恵時など)・大正月から小正月にかけての初市の調査(参与観察と聞き書き)を行ない.米曵き儀礼を中心とする歴史及び伝承の研究を行った。そして、市神前における初市儀礼は、占いによる米価決定と近隣への周知が中心であるとの結論的見通しを得た。そこには市神の意思という形をとりながら生産者・消費者双方を納得させる意味を確認できた.また、北九州地方における祭礼市の典型として放生会の市立ての調査、奉公人市の聞き取り調査を行った。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 福原敏男: "祭礼文化史の研究" 法政大学出版局, 739 (1995)

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公開日: 1999-03-08   更新日: 2016-04-21  

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