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1996 年度 研究成果報告書概要

ドイツにおける外国人文学の系譜と現状

研究課題

研究課題/領域番号 06801062
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 独語・独文学
研究機関東京大学

研究代表者

足立 信彦  東京大学, 大学院・総合文化研究科, 助教授 (10175888)

研究期間 (年度) 1994 – 1996
キーワード外国人 / ドイツ / 文学
研究概要

1.現代ドイツの文化のなかで、ドイツ語を母語としない作家の作品が、ドイツ文学として一定の認知を得ていることを確認した。
2.それらの作品で扱われるテーマは、ドイツにおける外国人の状況にもはや限定されない。その意味で「外国人文学」というカテゴリーは意味を失いつつある。
3.ただし、それを受容するドイツ人読者の側では、本来ドイツ文化に属さない者が書いた作品という意味で、「外国人文学」という意識は根強い。
4.「ドイツ文学」に属するかどうかという基準は、宗教的基準(キリスト教とイスラム教の対立)にしたがって求められる傾向がある。これは、異文化を「原理主義」として排斥する、ヨーロッパ社会に広まりつつある傾向と関連していると考えられる。

  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] 蓮実重彦編: "いま、なぜ民族か" 東京大学出版会, 233 (1994)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [文献書誌] 内藤正典編: "もうひとつのヨーロッパー多分化共生の舞台-" 古今書院, 281 (1996)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [文献書誌] Hasumi, Shigehiko(ed.): Ima naze minzoku ka?. Tokyo Digaku Syuppankai, 233 (1994)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
  • [文献書誌] Naito, Masanori(ed.): Mohitotsu no Yoroppa. Kokon Syoin, 281 (1996)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より

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公開日: 1999-03-16  

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