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1995 年度 実績報告書

カレン語のチベット・ビルマ語派に於ける類型論的位置づけから見る中国語の起源

研究課題

研究課題/領域番号 06801064
研究機関茨城大学

研究代表者

藤井 文男  茨城大学, 教養部, 助教授 (40181317)

キーワード言語類型論 / 言語普通論 / 統辞論 / チベット・ビルマ語派 / ビルマ語群 / クレオール / 言語変化 / 言語系統論
研究概要

今年度は,昨年度に於ける伝統的な“品詞論"をベースにした調査を,教科書の編纂をも念頭に置いた,inter-subjechveな方向へと移行させた。こうした研究は,カレン語に関してはおそらく初めてのものであろうし,研究書・論文も皆無に近い。そのため,参考にできる資料が全くないので,データ収集から解釈に至るまで試行錯誤の繰り返しであり,ほんの短い対話の文法的分析でもかなり時間が懸かったが,そのせいで真に生の声に近い資料とカレン語全体の実態がかなり明白な形で浮き彫りになりつつある。教科書的な題材も思いのほか早く整い,既に半分以上のレッスンが集った。
具体的には,カレン語は文法的にもやはり動詞の中置言語と後置言語の中間に位置し,ビルマ語の影響を強く受けながらも,やはり中置言語としての位置付けをより強くしつつある,という印象を抱く。本研究では中国語に於ける経緯に直接,言及することはできないが,次の研究ステップとしてのクレオール説に関係して、その方向性に十分、基体できるものと思われる。

  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] Fumio FUJII: "Zur Inderrogarvbilding in Englischen-Linjnistische Propadentik zur funkhonalen sprachauffassing-II" 茨城大学教養部紀要. 28. 37-47 (1995)

  • [文献書誌] 藤井文男: "専門研究の学術性と学生の導入教育について-A Programahic Sketch-"

  • [文献書誌] Fumio FUJII: "The Typological Shafius of Chinese and its Implicahons" 多賀出版, ca,300 (1995)

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公開日: 1997-02-26   更新日: 2016-04-21  

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