ローマ法大全の中核をなす学説彙纂(Digesta)と勅法彙纂(Codex)について、文字列処理をおこなった。オーストリア共和国リンツ大学の入力したデータを使用し、検索可能な全文データベースの形に変換する作業をおこなった。ラテン語の自然言語処理の調査をおこない、第五世代プロジェクトの成果が応用できないか検討した。Codexの成立史を研究し、中世以来のテクストの伝承過程を調べた。Prologなどの言語による処理のための準備をおこなった。副産物として、いろいろな形のローマ法大全データベースが構築された。さらに文法的な分折を進めているところである。
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