本研究ではサイトカイニンに応答するタンパク質リン酸化酵素、WPK4-P58の性格づけを行うとともに、その標的タンパク質、及びその遺伝子を同定することによってサイトカイニンによるWPK4発現の制御を調べるものである。即ち、WPK4の上流方向、下流方向の反応糸をたどる事によって、サイトカイニンのシグナルがタンパク質のリン酸化を経てどのように最終標的に伝えられ、生理的応答になるのか、を明らかにする第一歩とする。 本年度の研究実績: (1)WPK4をE.coli及びバキュロウイルスの発現糸に組み込んだ。 (2)自己リン酸化によってプロテインキナーゼであることを確認した。 (3)ポリクローナル抗体を作った。 (4)WPK4をセンス方向に持つ組換えタバコを作成した。
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