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1994 年度 実績報告書

傾斜不均質層による弾性反射波の合理的エネルギ計算法に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 06805008
研究機関秋田大学

研究代表者

大好 直  秋田大学, 鉱山学部, 教授 (70006691)

研究分担者 三浦 公久  秋田大学, 鉱山学部, 助手 (80110667)
キーワード弾性波 / 傾斜不均質 / 反射 / 積層 / 不均質要素 / 計算法 / 音響インピーダンス / 伝達マトリックス
研究概要

本課題研究を円滑にするため、従来の研究蓄積を基に、論文にまとめて公表した。すなわち、傾斜不均質層による反射と透過の問題を、具体的にSiC-TiC組成の傾斜機能材料を例にして解析し「傾斜不均質介在層に対する弾性波の反射エネルギー計算」と題して(日本機械学会論文集:1994年,A編、第60巻、1579-1584頁)公にした。その後この解法を、弾性波が斜め入射する場合に拡張して、その成果を「傾斜不均質層界面層による弾性SH波の反射(動弾性二次元解析)」と題して(日本機械学会材料力学部門講演論文集,No.940-37,Vol.A,p.28)研究発表した。更に、逆傾斜を有する不均質体、すなわち波の伝播と共に、音響インピーダンスの小さくなる不均質体の場合の解法を整理した。従来の手法をそのまま用いると、線形不均質要素層に対して解析解として与えられる基本解の評価が難しくなるが、座標変換を併用することによって評価を可能にした。これによって任意に変動する不均質体の解析へ、大きく研究が前進した。この成果は、ウィーン(オーストリア)で1995年4月10日〜14日に開催予定の国際会議Second International Conference on Mechanics of Jointed and Faulted Rock(MJFR-2)に受理され、“Reflection of Elastic Waves by a Gradient Inhomogeneous Layer"と題して発表予定である。以上は本課題に関する平成6年度の研究実績である。反射強度の周波数依存性に基づく巨視的傾斜不均質性の解明は、本研究で導入された線形不均質要素の利用法研究として、所期の目的の通りに進んでいる。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 三浦,公久: "傾斜不均質介在層に対する弾性波の反射エネルギー計算" 日本機械学会論文集(A編). 60. 1579-1584 (1994)

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公開日: 1996-04-08   更新日: 2016-04-21  

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