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1994 年度 実績報告書

磁性流体継手のパルス幅変調によるトルク制御

研究課題

研究課題/領域番号 06805020
研究機関大同工業大学

研究代表者

西堀 賢司  大同工業大学, 工学部, 教授 (50115614)

キーワードメカトロニクス / アクチュエータ / 磁性流体 / 流体継手 / トルク伝達 / 制御装置 / パルス幅変調 / ファジィ制御
研究概要

本研究では磁性流体を用いたトルク伝達の外部信号による制御を可能とするため試作したトルク伝達装置に改良を加え,さらにトルクの制御方法としてPWM(pulse width modulation:パルス幅変調)方式と簡略化推論法を用いたファジィ制御を行い,その有効性を検討した結果,以下のことを明らかにした.
(1)円板にスリット(切り欠き)を設けることで磁性流体の移動が容易となり,磁場の有無により大きなトルク差が得られる.
(2)油槽に磁性流体溜(磁性流体の溜まる溝)を設けることで,磁場のないときのトルクを零にすることができ,磁場を印加すると大きなトルクが得られる.
(3)円板にスリットおよび油槽に磁性流体溜を設けることで,円板の回転中に磁場のON-OFFによりトルク制御が可能となる.
(4)PWM方式によって電磁コイルの磁束密度を変えることができ,外部からの信号によって伝達トルクの可変制御が可能である.
(5)PWMに対して非線形なトルク特性を有するが,ファジィ推論を用いることにより,良好なトルク制御を行うことができる.

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 西堀賢司: "磁性流体の移動を利用したトルク伝達可変制御(第2報,回転円板および油槽の改良)" 第12回日本ロボット学会学術講演会予稿集. No.3. 983-984 (1994)

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公開日: 1996-04-08   更新日: 2016-04-21  

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