研究課題/領域番号 |
06807123
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研究機関 | 宮崎医科大学 |
研究代表者 |
長田 直人 宮崎医科大学, 医学部, 講師 (90145425)
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研究分担者 |
近藤 修 宮崎医科大学, 医学部, 助手 (20253841)
高崎 真弓 宮崎医科大学, 医学部, 教授 (30094212)
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キーワード | Protein kinase C / Halothane / Sevofluran / Isoflurane / 吸入麻酔薬 |
研究概要 |
まず吸入麻酔薬の主たる作用点の一つがProtein kinase C(PKC)の抑制にあるという最近の報告(Nature364:82.1993)に従って既にPKC抑制効果の報告されているHalothaneについて前述の研究方法に従ってPKC各分子種への抑制効果を検討した。 まず、我々の研究方法によってHalothaneのPKCの活性抑制効果が測定できることを確認した後、α、β、γのPKC分子種を含むcPKC(conventional PKC)についてHalothaneによる活性の変化を測定し、その抑制効果を確認しつつある。しかし、我々の研究では、これまでの報告とは一部、一致しない結果を得たので、現在、再現性について検討中である。また、同時にHalothaneのPKCの活性に対する濃度効果、作用時間、可逆性についても検討中である。 SevofluraneやIsofluraneのPKC各分子種への抑制効果および濃度効果、作用時間、可逆性について検討するための実験についても現在準備中である。 また、ラットの脳について、enzyme linked immunosorbent assayによって直接PKC活性を測定しHalothaneのPKC活性抑制効果を測定する方法についても検討した。さらにSevofluraneやIsofluraneについても同様の手法を用いてラット脳について直接PKC活性抑制効果を測定する予定である。
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