研究課題/領域番号 |
06807126
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研究機関 | 愛媛大学 |
研究代表者 |
大岡 啓二 愛媛大学, 医学部・附属病院, 助手 (80223733)
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研究分担者 |
横山 雅好 愛媛大学, 医学部附属病院, 講師 (50116993)
竹内 正文 愛媛大学, 医学部, 教授 (70028471)
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キーワード | 膀胱移植 / 顕微鏡的手術 / ラット動物実験モデル |
研究概要 |
最近、小腸移植など管腔臓器の移植がさかんに報告されるようになったが、膀胱移植は未だ報告例は少ない。今回、まず動物実験より膀胱移植モデルを作成し、膀胱の生着率および組織学的検討を行なった。また、膀胱粘膜上皮・平滑筋細胞の再生あるいは変性を組織学的に検討した。さらに拒絶反応の発現を同系移植および異系移植において評価し、免疫抑制剤の影響を組織学的に検討した。 臨床的に移植を確立するためには1)技術的な問題、2)生着率の問題、3)機能的な問題、4)拒絶反応の問題、5)免疫抑制剤の影響に対する問題を解決しなければ成し遂げることはできない。そこで我々は次のような実験系を組み系統的に全膀胱移植の検討を試みた。 1.膀胱移植モデル(ラット)の作成 まず、ラット(ドナー)より膀胱を摘出する。方法は大動脈、下大静脈の枝を膀胱支配血管のみを残して剥離結紮し、腎動脈、腎静脈分岐部より遠位で結紮切断する。また尿道、尿管も切断し、膀胱・前立腺・精嚢腺・大動脈・下大静脈を一塊として摘出する。レシピエントの大動脈・下大静脈とドナーの大動脈・下大静脈とをそれぞれ端側吻合する。レシピエントの尿道とドナーの膀胱とを吻合する。 2.拒絶反応の発現の有無と免疫抑制剤の影響 拒絶反応発現モデルにて拒絶反応の発現を経時的に観察し、免疫抑制剤の効果について組織学的に検討を行なった。 組織の検討 1および2モデル作成1日後、7日後、14日後、35日、60日、200日後のラットより膀胱を摘出する。HE染色、電子顕微鏡にて膀胱および尿管の粘膜上皮、平滑筋細胞、神経節細胞の再生あるいは変性を組織学的に検討を行なった。
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