研究課題/領域番号 |
06808005
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研究機関 | 中村学園短期大学 |
研究代表者 |
三成 由美 中村学園短期大学, 家政科, 講師 (60239324)
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研究分担者 |
徳井 教孝 産業医科大学, 産業生態科学研究所, 講師 (50207544)
楠 喜久枝 中村学園大学, 食物栄養学科, 教授 (80069765)
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キーワード | 高齢者 / 給食サービス / ホームヘルパー / 健康教育 |
研究概要 |
給食サービスシステムが高齢者に及ぼす影響について評価し、かつ給食サービスの担い手であるホームヘルプ協力員の研修プログラムを考え、その効果について評価し検討している。 平成6年度の研究経過は下記の通りである。 1.給食サービスモデル地区の高齢者のベースライン調査は現在調査中である。 2.ホームヘルパー研修プログラムの作成と研修会については予定どうり実施したので、平成7年度に評価する予定である。 本年度は、食事指導プログラムを作成する上での予備調査を実施したので報告する。ホームヘルプ協力員の基礎的介護研修を終了した3級者と、重度の介護ができる専門的な研修を受けた2級者について、食事支援活動に関する調査票を作成し回答してもらった。2級者と3級者で比較することで、2級者が受けている研修プログラムの評価を検討した。その結果、全項目において有意な差は見られなかった。しかし、特にホームヘルプ協力員の悩みの原因は、高齢者の嗜好にあった食品を調理して食卓に登場させるかという以前の経済的なこと、つまりいかに安い材料を手に入れ、調理資源のない環境で時間のやりくりをしながら調理して食事を提供するかということであり、ホームヘルパーの食事作りに関するニーズを考慮せずして、高齢者に適した食事指導のプログラムを作成しても限界があることが示唆された。
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