• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

1995 年度 実績報告書

留学生の漢字学習方略の測定のための学習支援システム開発と学習方法の実証的研究

研究課題

研究課題/領域番号 06808026
研究機関筑波大学

研究代表者

カイザー シュテファン  筑波大学, 文芸・言語学系, 教授 (20260466)

研究分担者 山元 啓史  筑波大学, 文芸・言語学系, 講師 (30241756)
加納 千恵子  筑波大学, 文芸・言語学系, 助教授 (90204594)
キーワード日本語教育 / 漢字学習 / 学習方略
研究概要

本研究では、「基本漢字500」の漢字すべてについて漢字情報データベース(媒介語、英語)を作成した。学習者の選択により複数のルートで学習が可能になっており、今後はカリキュラムの中で学習者に使わせることによって、学習者がどの機能をどの程度利用するか記録しデータを収集するし、データの分析に基づいて漢字学習に有効な学習・指導方法を設立する予定である。
漢字情報データベースは1字ごとまずその漢字についての基礎知識(基本漢字500番号・漢字の音・訓・中心義)が用意されている。また、いろいろな学習学習ルートがとれるように、学習者が自分で考える覚え話しが入力できるスペースを設ける。学習のためのルートとしては他には次のような項目が用意してある。
同音符同音字・同音符類音字・同音符異音字・類似形態音符・類似形態漢字・同部首字・類義字・単字例文・熟語例(単独)・熟語例(文脈中)。
さらには、学習者がコメントやメモを書くフィードバック欄が設けてある。
今後の課題として残っているのは、漢字の構造を当てる機能を盛り込むこと(新しいパターン分けはすでに行っており、形成字15パターン・会意字8パターンを考えている)である。それから、筆順情報、グラフィックス、既成の覚え話しを考える予定でいる。
さらには、漢字情報データベースは本研究では学習・指導方法設立のために使用するが、漢字学習ソフトとして十分実用化できるものと考える。

  • 研究成果

    (5件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (5件)

  • [文献書誌] カイザー シュテファン: "漢字学習支援データベースのデザインについて(1)" 情報処理学会研究報告 人文科学とコンピュータ. 24-7. 47-52 (1994)

  • [文献書誌] カイザー シュテファン: "非漢字圏学習者のための漢字学習データベース入力データの問題点-主として形声字音符の類音をめぐって-" 日本科学教育学会年間論文集. 19E114. 29-30 (1995)

  • [文献書誌] カイザー シュテファン・山元啓史: "漢字学習情報データベース(KID)のデザインとネットワーク上使用の可能性について" 第一回日本語教育とコンピュータ国際会議予稿集. 78-89 (1995)

  • [文献書誌] カイザー シュテファン: "非漢字圏学習者向けの漢字学習データベースのデザインにおける表音性情報について-押韻の観点から-" 情報処理学会研究報告 人文科学とコンピュータ. 95-91. 13-20 (1995)

  • [文献書誌] カイザー シュテファン: "漢字学習と押韻-非漢字圏学習者に対する漢字教育を考える-" 筑波大学留学生センター日本語教育論集. 第11号. 99-112 (1996)

URL: 

公開日: 1997-02-26   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi