古文書を扱うためのマルチレイヤーモデルの一般化に取り組み、このモデルを使って和歌文学を対象に古文特有のテキスト処理プログラムの開発を行った。和歌文学をテキストデータ化する際に、物理構造のセパレート記号またはマークアップする記号を自由にカスタマイズするために充分な論理構造の定義を定めた。この論理構造にしたがって、テキストデータ作成時にその入力形式として論理構造を示す記号を自由に定義しておけるように、テキストデータのマクロなヘッダ-を作成した。このテキストデータを処理するプログラムとして、ヘッダ-での定義にしたがって自動カスタマイジング機能を組み込んだ基本的なテキスト処理や古文に特有なテキスト処理のプログラムを開発した。
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