研究課題/領域番号 |
06808043
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研究機関 | 長岡工業高等専門学校 |
研究代表者 |
塩野 計司 長岡工業高等専門学校, 環境都市工学科, 助教授 (30128574)
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研究分担者 |
村上 ひとみ 北海道大学, 工学部, 助手 (10201807)
湯沢 昭 長岡工業高等専門学校, 環境都市工学科, 助教授 (20005557)
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キーワード | 地震災害 / 国際援助 / 災害対策 / 有志決定支援 / 最適化 |
研究概要 |
つぎの3項目を課題として研究を進めた: 1)災害イメージの構築にもとづく国際支援活動の有効化に関する考察 前年度に収集したデータ(ニカラグア・マナグア地震(1972)、中国・唐山地震(1976)、アルメニア地震(1988)、トルコ・エルジンジャン地震(1992))の整理を進め、発災直後から10〜20年後にいたる長い期間を対象として、被災地の変容イメージを構築した。この結果をもとに、直後から再建期へ推移する過程のなかで国際支援の有効性が期待できる局面を識別するとともに、有効な支援活動を展開するための条件を整理した。 2)従来の国際支援活動の分析にもとづく国際支援活動の有効化に関する考察 アルメニア地震(1988)、トルコ・エルジンジャン地震(1992)、兵庫県南部地震(1995)に関する国際支援活動の記録を収集し、支援活動の広がり(実施国)や形態(人的、物的、資金的の別)および支援の申し入れ・受け入れ状況について分析した。この結果をもとに、従来の国際支援活動に見られる問題点を整理し、問題解決の方向性について考察した。 3)報告書の作成 平成6・7年度の成果を取りまとめ、報告書を作成した。
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