1.光刺激発光(OSL)を用いて、アレンデ隕石中のCAIを測定した。この研究は世界で初めてのOSL観測であり、極地研の「南極隕石シンポジウム」で発表した。プロシ-ディングに英文論文として公表される。 2.遠隔OSL及び熱ルミネッセンス(TL)の実験が順調に進んでおり、熱伝導も考慮した理論計算結果とも合わせて論文執筆中である。 3.ここで提案した「レーザー光励起遠隔光刺激発光」や遠隔TL法は、将来の惑星探査に充分に利用できる手法であり、右図のような探査手法を確立する必要ある。今後は画像計測も含めて装置作りを行い、実用化の為の実験をしたいと考える。発光強度の減衰とデータ取り込みが問題となるが、地上での「野外実験」も行いたい。
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