本研究の目的は、 (1)産廃性状及び産廃処分場の実態調査を行なった上で、 (2)様々な生産活動から排出される廃棄物を環境影響と減量・リサイクルの観点から分類し、 (3)(1)と(2)に基づき処分場を新たに分類し、各処分場が持つべき構造上の要件を整理する、 ことにある。これらを踏まえ、平成6年度は以下の作業を行った。 (1)産業廃棄物の種類、物理的・科学的及び環境影響特性の把握 どんな種類の産廃があるか、夫々の産廃はどのような物理的・化学的特性と環境影響特性をもっているか、事業所及び産廃処分場に出向き調べ、産業廃棄物を新分類するための基礎資料作りを行なった。 (2)産業廃棄物処分場における産廃廃棄の現状把握と、種々の環境影響の整理 主に管理型と安定型の処分場において、どんな廃棄物がどの様な状態で捨てられているか、それが環境にどんな影響を与えているか調べ、産廃処分場を新分類するための基礎資料作りを行なった。平成4年度より調査を開始ししている長岡市の大規模安定型産廃処分場について、廃棄物の種類と排出水の水質特性について調査・整理した。また小千谷市内の小規模安定型処分場の廃棄物の性状と環境影響について調査を行った。
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