研究概要 |
・宇賀辯才天の関係資料を収集し、解読を進めている。例えば、成田山仏教図書館で「辨財天講式」や「辨才天利益和談鈔」という資料を発見した。 ・「辯天五部経」を一部英訳した。 ・宇賀辯才天儀礼を現地調査した。12月3日〜10日の間に比叡山弁天堂に行われる辯才天浴酒と言う儀礼を調査し、一年一度しかないご本尊ご開帳を拝見した。12月31日〜1月1日の弁天堂のお正月儀礼も調査した。弁天堂の歴史や在家信者たちの講社、現代の辯才天信仰のことに関して輪番の僧から事情聴取した。 ・宇賀辯才天像の写真やスライドから辯才天像のデジタル・フォトアーカイブスを作成を進めている。 ・仏教学と美術史学関係のセミナーや学会に参加し意見交換した。 1)立命館大学に行われた密教学会(9月)、 2)大谷大学の鎌倉時代の南都仏教学会(10月) 3)ニューヨークに行われたCollege Art Association Annual Conference(2月)、 4)神戸大学美術史学会(2月)。 ・執筆中の原稿を校正した: 1) Researching Benzaiten. " In Research on Art and Music in Japan, A Colloquy with Foreign Scholars Resident in Japan (比較:在住日本研究者が語る日本の美術と音楽), Kyoto : International Research Center for Japanese Studies,2007. 2) Recontextualizing the Praises of a Goddess : From the Harivamsa to Yijing's Chinese Translation of the Sutra of GoldenLight. Kyoto : Italian School of East Asian Studies,2006. 3) Sarasvati, Riverine Goddess of Knowledge : From the Manuscript-Carrying Vina-Player to the Weapon-Wielding Defender of the Dharma. Leiden : Brill Academic Publishers,2007.
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