• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2006 年度 実績報告書

オリゴDNA修飾マイクロ電極を用いた新規バイオセンサーの開発

研究課題

研究課題/領域番号 06F06344
研究機関東北大学

研究代表者

寺前 紀夫  東北大学, 大学院理学研究科, 教授

研究分担者 ZHANG Meining  東北大学, 大学院理学研究科, 外国人特別研究員
キーワードDNA / 電気化学 / ナノ構造体
研究概要

一般的に遺伝子検出に用いられている既存の方法では、検出に用いる装置や試薬が特殊であることや、非常に高価であることなどの問題があり,簡便・安全・安価な検出方法の開発が現在強く望まれている。そこで、本研究では電気化学分析法が装置的にコンパクトであり且つ高感度であること、所用試料量が少ないことに着目し、1)ターゲットDNAへのラベル化を必要とせず、2)ミスマッチに関与する塩基の決定を可能にする電気化学一塩基多型(SNPs)検出法の開発を目的とする。これまでに,フラビンを検出リガンドとした電気化学検出が成功しているが,検出感度の向上のためには,リガンドの特性のみならず電極の改質も求められる。そこで,本年度は,陽極酸化アルミナ膜を鋳型とすることで金あるいはポリアニリンのナノロッドが集積したナノロッドアレイ電極を開発すると共に,その電気化学特性を検証した。
アニリンモノマーあるいは塩化金酸を出発物質として,陽極酸化アルミナ膜を鋳型としたナノロッドアレイ電極を電積により作製したところ,アルミナ細孔を転写したロッド状構造物が試料電極上に直立・集積化されていることを走査型電子顕微鏡測定により確認した。また,得られたナノロッドアレイ電極を用いて,様々な溶液条件でサイクリックボルタモグラム(CV)測定を行ったところ,良好なCV応答が観測されて,SNPs検出用電極として使用可能であることが分かった。次年度は,このナノロッドアレイ電極を用いたSNPs検出への応用を目指す。

URL: 

公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi