研究課題
本研究は異なるLAN内のエンドユーザー間で超高精細映像等の超大容量データを低遅延でリアルタイムでしかも高品質なサービスを提供できるネットワークを実現することを目的として、超高速LANを収容するアクセス網とこれらのトラヒックを集約するメトロ網をシームレスに光電気変換なしにトランスペアレントに接続するインターフェスとなる『全光ゲートウェイノード』を実現することを目的としている。H19年度は以下の項目について検討を行った。◆フォトニック結晶を導入した光符号ラベルスイッチの基本動作原理を確認するために、10Gbpsパケットスイッチおよび制御系を試作し、基本動作を確認した。◆将来の再構成可能な高密度波長分割多重(DWDM)アクセスネットワークに向け、『全光ゲートウェイノード』を導入した光周波数重畳化DWDM光ファイバ無線(RoF)チャネルの分配・peer-to-peerのアーキテクチャを提案した。◆6チャネルの25GHz間隔60GHz帯DWDM RoF信号について、25kmの転送と分配さらに2km配信の実験を行い、良好な特性を得た。4チャネルの25GHz間隔60GHz帯DWDM RoF信号について、チャネル収集と25km転送の実験を実施し、光周波数重畳化DWDMミリ波帯RoF信号の分配機能と収集機能のエラーフリー動作に成功した。
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IEEE Photonic Technol. Lett. (in press)
IEEE/OSA J. Lightwave Technol.(再掲) 25,11
ページ: 3374-3380