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2006 年度 実績報告書

総力戦及び植民地体制下の日本における周縁化された性的表象の読解と分析

研究課題

研究課題/領域番号 06F06743
研究機関東京外国語大学

研究代表者

岩崎 稔  東京外国語大学, 外国語学部, 助教授

研究分担者 DRISCOLL M.W.  東京外国語大学, 外国語学部, 外国人特別究員
キーワード総力戦体制 / 身体性 / セクシュアリティ / 生の政治 / エロ・グロ
研究概要

岩崎稔とマーク・ドリスコルが中心となって、総動員システムと植民地支配というふたつの政治文化システムの連関や相互作用を、具体的な文化的表象を用いて分析する作業を続けた。関連する文献を収集し、適宜読解するとともに、認識を共有するための研究会も重ねた。
とくにドリスコルは、謝金によって翻訳通訳業務を担当してくれるアルバイト学生を伴って、国立国会図書館に通い、必要な図版、図録を調査した。
都市のなかに残る総力戦体制以来の文化的現象を調査するために、旅費を用いて大阪の研究会に参加し、またその研究会のためには、複数の研究者や民間の研究者に報告を行なってもらった。また、福岡の九州大学での調査や文献チェックのために、必要な出張を行なった。
これらを通じて、身体や空間をめぐる文化と政治の連関について、プロジェクト参加者の認識は格段に深化し、また、今後の研究に必要な研究者ネットワークを構築することに成功した。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2007 2006

すべて 雑誌論文 (1件) 図書 (2件)

  • [雑誌論文] 新国家主義と新自由主義の癒合2006

    • 著者名/発表者名
      岩崎 稔
    • 雑誌名

      『季刊 軍縮地球市民』「臨時増刊 教育基本法改正案を問う。愛国心は必要か?」(明治大学軍縮平和研究所) (臨時増刊)

      ページ: 60-67

  • [図書] 日韓 新たな始まりのための20章(過去に向き合うことは『自虐史観』か)(田中宏, 板垣竜太編)(岩波書店)2007

    • 著者名/発表者名
      岩崎 稔
    • 総ページ数
      137-143
  • [図書] 歴史の描き方 第三巻 記憶が語りはじめる(虚偽の記憶と真正性-『断片』『母の遺したもの』『少年H』についての試論)(冨山一郎編)(キャロル・グラック, ひろたまさき監修)2006

    • 著者名/発表者名
      岩崎 稔
    • 総ページ数
      165-199
    • 出版者
      東京大学出版会

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公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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