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1995 年度 実績報告書

在ペテルブルグ博物館アイヌ資料の民族学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 07041003
研究機関千葉大学

研究代表者

荻原 眞子  千葉大学, 文学部, 教授 (00129074)

研究分担者 渡部 裕  北海道立 北方民族文化博物館, 研究課長
佐々木 史郎  国立民族学博物館第四研究部, 助教授
CHUNER Taksa  Musej Antropologii i Etnografii im. Petra, 副館長、シベリア部主
切替 英雄  北海学園大学教養部, 助教授
井上 紘一  北海道大学スラブ学研究所センター, 教授
中川 裕  千葉大学, 文学部, 助教授 (50172276)
古原 敏弘  北海道アイヌ民族文化研究センター, 研究課長
出利葉 浩司  北海道開拓記念館, 学芸員 (40142088)
佐々木 利和  東京国立博物館, 資料部, 第二研究室長 (80132702)
キーワードペテルブルグ / 人類学・民族学博物館(MAE) / Ch.タクサミ氏 / アイヌコレクション / サハリン / ピルス-ツキ- / セロシェフスキー / シュテルンベルグ
研究概要

調査経緯 ペテルブルグの人類学・民族学博物館(MAE)所蔵のアイヌコレクションは隣接する科学アカデミーの屋上階に所在しており、ここで日本側調査班とCh.タクサミ氏を代表とするロシア側の協力者の作業が行われた。資料の 点ずつについて台帳を照合の上、観察、計測、スケッチ、写真撮影を実施した。物によってはビデオとポラロイド撮影を併用。台帳や資料にはしばしばアイヌ語が記載されており、日ロ双方でその判読と解読に努力した。また、素材の判定では植物については日本側、動物についてはロシア側の得意とするところで、共同研究のメリットが感得された。このような作業から得られたすべての情報を調査票に記載し、そのコピーをロシア側に提供した。
研究成果と実績
1)MAEの所蔵するアイヌ資料は実際には予想よりもかなり少ないことが判明した。今年度は約700点について上記のような映像資料と調査票を作成したが、いずれも一次資料として非常に価値のあるものと自負する。
2)アイヌ関係のコレクションの数は全部で26件、全体として時代も長期に亙り、種類も多岐多様であること、そのなかに日本はもとより、ヨーロッパやアメリカの博物館にも稀有な資料が少なからずあることが判明した。
3)量的にも質的にも卓越しているのはビルス-ツキ-及びビルス-ツキ-とセロシェフスキーのサハリンのコレクションで、これにはシュテルンベルグの注記がある。今年度は主にこの資料を調査対象とした。
4)この調査の結果、資料の一部がドイツのライプツィッヒの民族学博物館に譲渡されていることが判明した。これについての調査を8年度に行う。
5)帰国後は資料の整理を進め、また、研究会(7年9/30-10/1、8年2/20-21)を行った。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 古原敏弘: "サンクトペテルブルグのアイヌ資料調査" アイヌ民族文化センターだより. 4(予定). (1996)

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公開日: 1997-02-26   更新日: 2016-04-21  

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