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1995 年度 実績報告書

地域研究機関のネットワーク構築に関する調査研究

研究課題

研究課題/領域番号 07041042
研究機関国立民族学博物館

研究代表者

石毛 直道  国立民族学博物館, 第1研究部, 教授 (80044741)

研究分担者 押川 文子  国立民族学博物館, 地域研究企画交流センター, 助教授 (30280605)
臼杵 陽  国立民族学博物館, 地域研究企画交流センター, 助教授 (40203525)
吉田 集而  国立民族学博物館, 地域研究企画交流センター, 教授 (90099953)
山田 睦男  国立民族学博物館, 地域研究企画交流センター, 教授 (20133043)
松原 正毅  国立民族学博物館, 地域研究企画交流センター, 教授 (30110084)
キーワード地域研究機関 / ネットワーク
研究概要

中国、ヨーロッパ、インド、オセアニアなどにおいて約30の地域研究にかかわる研究機関を訪問し、今後の地域研究のネットワーク構築のための討議を行った。
基本的には、地域研究企画交流センターの意図は了解され、今後、緊密なる情報交換を行うこととなった。一方で、海外の地域研究機関との共同研究、連係研究などの可能性を探った。ヨーロッパやアメリカの地域研究機関は共同研究などには消極的であったが、エジプト、イスラエル、インド、バングラデシュ、中国、オセアニアなどではむしろ積極的に共同研究を行いたいとの意向が得られた。
一般的にいって、これらの共同研究に積極的な研究機関では研究費が十分でなく、海外からの研究費を歓迎する傾向にある。ただし、国ごとに状況は異なり、たとえば中国の社会科学院に所属する研究機関では、より実際的な政治・経済的な研究が主流を占め、国策に直接的にかかわるような研究が多い。
しかし、国外との共同研究も可能であり、実際オーストラリア国立大学との共同研究が進行中である。また、バングラデシュでは、地域研究というのは、州単位の小さい地域の研究を言い、これに参加するということになる。
オーストラリア国立大学のアジア・太平洋研究所との共同研究を実際に始めないかという勧誘もあり、今後海外の地域研究機関との共同研究も実施されることになるであろう。また、ヨーロッパの海外に持つ地域研究機関の活動には、眼を見張るものがあり、地域研究では現地に自前の研究所を持つことの必要性が痛感された。

  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] 石毛 直道: "中国における地域研究" 未定. (予定).

  • [文献書誌] 松原 正毅: "地域研究の現代的役割" 地域研究ニュース・レター. 3. 2-4 (1996)

  • [文献書誌] 山田 睦男: "ヨーロッパのラテンアメリアカ研究機関を歴訪して" 日本ラテンアメリカ協会会報. (予定).

  • [文献書誌] 臼杵 陽: "イスラエルに見る旧ソ連系ユダヤ人移民" 外交フォーラム. 8(8). 34-41 (1995)

  • [文献書誌] Akira Usuki: "The Jews of Morocco and Israel : A Preliminary Note on Recent Trend of Study" Mediterranean World. 15. 47-58 (1995)

  • [文献書誌] 臼杵 陽: "バイリンガル・ハイファ? ヘブライ語 and/or アラビア語都市21GC06:みすず" 416. 11-21 (1995)

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公開日: 1997-02-26   更新日: 2016-04-21  

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