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1997 年度 実績報告書

地域研究機関のネットワーク構築に関する調査研究

研究課題

研究課題/領域番号 07041042
研究機関国立民族学博物館

研究代表者

石毛 直道  国立民族学博物館, 館長 (80044741)

研究分担者 村上 勇介  国立民族学博物館, 地域研究企画交流センター, 助手 (70290921)
阿部 健一  国立民族学博物館, 地域研究企画交流センター, 助手 (80222644)
臼杵 陽  国立民族学博物館, 地域研究企画交流センター, 助教授 (40203525)
山田 睦男  国立民族学博物館, 地域研究企画交流センター, 教授 (20133043)
松原 正毅  国立民族学博物館, 地域研究企画交流センター・センター長, 教授 (30110084)
キーワード地域研究 / ネットワーク構築 / 大学 / 研究所 / 現地研究拠点 / 資料収集
研究概要

本研究は、地域研究の緊急な課題として、各々の地域を超えた総合的な地域研究の推進、およびそのための調査ネットワーク構築を設定し、各国の地域研究ネットワークの現状等につき実地調査を行い、研究蓄積の促進と海外の地域研究機関との直接的な関係を樹立することを目的として行われた。
3年間にわたり、各研究分担者を海外の地域研究諸機関へ派遣することによって、地域研究ネットワークの現状に関する調査と資料収集が行われ、その結果として、それら諸機関と国立民族学博物館・地域研究企画交流センターとの間に緊密な関係が築かれた。
派遣先となった主たる地域研究機関は、アメリカ、ラテンアメリカ、西アジア、南アジア、東アジア、東南アジア、中央アジア、オセアニア、ヨーロッパ等を研究対象とする世界各地の代表的な専門的研究機関や大学、また研究対象地域に設置されている現地研究拠点である。特に、研究対象地域の現状をリアルタイムで把握し、これを文献研究と有機的に結合させていくという視点は将来の地域研究にとって極めて重要であり、そのためには現地研究拠点の設立が不可欠であるという共通認識が形成された。
これらの機関と本センターとの関係は本センターの推進する種々の事業においてしかるべく継続されている。これらの機関は様々な特色を有し、それぞれに優れた長所をもっているが、地域を越えた他機関との連携については認識が薄い例もしばしば見られ、将来的に総合的な地域研究を推進するためには、個々に活動し個々に重要な情報を有しているこれらの諸機関をコンピュータ・システムによって繋ぎ、現代世界全体を対象とする一大地域研究ネットワークを形成することが望まれる。

  • 研究成果

    (7件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (7件)

  • [文献書誌] 松原 正毅: "地域研究序説" 地域研究論集. 1・1. 6-18 (1997)

  • [文献書誌] YAMADA, Mutsuo(山田 睦男): "Multifaceted International Cooperation to Promote Area Studies" M.Matsubara & J.Campbell(eds.), Japan-USA Area Studies Conference,JCAS Symposium Series. 1. 79-83 (1997)

  • [文献書誌] 臼杵 陽: "パレスチナ/イスラエル地域研究への序章:イスラエル政治社会研究における<他者>の表象の諸問題" 地域研究論集. 1・1. 67-91 (1997)

  • [文献書誌] 村上 勇介: "ペル-における選挙制度の史的展開:一つの接近" 地域研究論集. 1・1. 130-159 (1997)

  • [文献書誌] 阿部 健一: "地域生態史の視点" 地域研究論集. 1・2(印刷中). (1998)

  • [文献書誌] 帯谷 知可: "ウズベキスタンにおけるバスマチ運動の見直しとその課題" 地域研究論集. 1・2(印刷中). (1998)

  • [文献書誌] 石毛 直道: "食前・食後" 平凡社, 236 (1997)

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公開日: 1999-03-15   更新日: 2016-04-21  

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