研究課題
国際学術研究
当初の計画通り、平成9年には8月に松田、依田、9月に東元、9月から10月にかけて飯田、薮野、柏岡の計6名が渡米し、それぞれの現代アメリカ対日外交政策、の諸側面、レジャー活動、日系米国人社会、原理主義宗教に関する資料収集および聞き取り調査を行った。それぞれが持ち帰った資料や聞き取り調査の結果は研究班メンバーに配布し、研究会を開催して詳細に検討した。また年度末の平成10年3月には日米関係を中心として「ポスト・バブル期日本の経済と社会:脱アメリカに向かって」と題するシンポジウムを3日間にわたって開催し、研究班以外のゲスト・スピーカーと共に、公共性とアメリカ型リベラリズムの現状、労働とレジャーへの新しい対応などを議論した。3年間にわたる研究の結果、印刷・映像資料、インタビュー記録、研究会における議論の記録など、相当量の資料と知見の蓄積を果たしたので、今後出版に向かって作業を進める予定である。ただし、まだ未整理の部分も多く残されているので、今後も何らかの形で研究を継続し、研究の全容を明らかにする予定である。
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