研究概要 |
本年度は調査地域や調査内容を特定するために研究者それぞれが担当課題につき文献と資料を収集し適当と思われる地域を抽出しその地域の環境と色彩について現地におけえる予備調査を行なった。調査地域は黄河流域及び揚子江流域であるが香港や昆明にまで範囲を拡げている。現地においては環境や色彩に関する実態の確認や写真による実態映像の収集資料文献収集を行なった。黄河流域では北京西安洛陽開封鄭州承徳を揚子江流域では上海重慶豊都巫山宣昌赤壁式漢蘇州抗州紹興を文桂林昆明香港も調査した。その結果それぞれ担当分における調査地域調査内容の特定をすることが出来た。来年度からの本調査に備え準備を完了した。又従来より研究を続けている日本の赤を代表する建築物として京都祇園の一カ茶屋の赤壁の測定をし日本国内における資料の備蓄を企っている。又北京の天安門広場にはためく中国の国旗と赤旗の造りだす環境デザインに触発され世界の国旗にみる赤の文化性象徴性に関する調査も開始しこの研究機関に完了したいと考える。尚、調査した所は下記の通りである。 頤和園,八達嶺長白,明の十三陵,定陵,故宮博物院,雍和宮,華清池,泰始皇兵馬俑博物館,陜西博物館,大雁塔,龍門石窟,白楽天の墓,関林堂,光武帝陵,古墓博物館,洛陽博物館,白馬寺,少林寺,塔林,密県漢墓,山陜甘令館,龍帝公園,相国寺,鉄塔,繁塔,鄭州博物館,黄河,南代城壁文物研究所,天安門広場,北海公園,景山公園,瑠璃廠,天檀,避暑山荘,普寧寺,普陀宗乗之廟,蘆溝橋,故宮,北京天文台,智化寺,北京市街,天安門広場国慶節,香山公園,北京動物園,白塔寺,魯迅博物館,西単,中国美術館,建國門外大街,朝陽門外大街。
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