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1995 年度 実績報告書

インドシナ半島の植物の多様性の解析

研究課題

研究課題/領域番号 07041127
研究機関立教大学

研究代表者

岩槻 邦男  立教大学, 理学部, 教授 (10025348)

研究分担者 TRAN Nin  ハノイ大学, 生物学部, 準教授
NAUYEN Nhgia  ハノイ大学, 生物学部, 準教授
BOUAKHAYKHON スガンスクサ  ラオス国立教育大学, 副学長
DUANGCHAI Su  タイ王立林野庁, 森林植物研究所, 研究員
KONGKANDA Ch  タイ王立林野庁, 森林植物研究所, 研究員
CHMLONG Phen  タイ, ラマ9世記念植物園, 園長
福岡 誠行  頌栄短期大学, 教授 (90071430)
横山 潤  東北大学, 大学院・理学研究科, 助手 (80272011)
村上 哲明  東京大学, 理学部・附属植物園, 助手 (60192770)
キーワードラオス / ベトナム / タイ / 植物多様性 / 植物誌 / 両季 / 基礎的調査 / 類縁等の解析
研究概要

平成7年中に4回の調査が実施された。
7月に、岩槻・村上の両名がイギリスのキュー植物園、大英自然博物館へ出張し、資料標本にもとづくインドシナ植物の研究を行った。インドシナ産の植物標本はパリに大量に収蔵されているが、シダ植物に関しては、大英自然史博物館が買収したクリステンセンコレクションに、1939〜51年に刊行されたインドシナ植物誌シダ篇の基礎となった資料が含まれており、旧大英帝国植民地であった近隣の標本と対比して研究することがインドシナ植物研究にとって不可欠である。ホウビシダ属を含むチャセンシダ科や、ヒメシダ科、コケシノブ科などについて研究を行った。
8月末から9月初にかけて、岩槻・村上・福岡がラオスを訪れ、両季におけるメコン川流域などの調査を行った。7年の夏は降雨量が多く、移動に不便を蒙ったが、乾期に調査した場所での植生の対比も行った。その結果、移動の困難な雨季の調査よりも、集められる材料に問題はあっても、乾季の調査を優先すべきであると結論づけた。
12月に、村上・横山・福岡がベトナムで、北ベトナム中部の内陸の調査を行った。ベトナムではこれまで北ベトナム北部で、中国雲南省東南部の植物相の対比の下での調査を行ったが、そこで得られた資材と比べながら、ベトナムの植物の多様性一般についての基礎的調査を行ったところである。
さらに、2月に、ラオスとタイの近接地域で、乾季における調査を実施し、社会情勢の安定に伴って開発の始っているラオスの森林の植物相の基礎調査を始めた。この調査は福岡と協力者の三宅が参加して実施したものである。
これらの収集資料などにもとづき、植物写様性の基礎的情報を整備し、種間の類縁等の解析を始めているところである。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] S-J.Lin,M,Kato and K,Iwateuki: "Electrophosetic Variation of the Apagaucond Dryopteris varia group(Dryopteridaccae)" Jonrnal of Plant Research. 108. 451-456 (1995)

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公開日: 1997-02-26   更新日: 2016-04-21  

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