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1997 年度 実績報告書

インドシナ半島の植物の多様性の解析

研究課題

研究課題/領域番号 07041127
研究機関立教大学

研究代表者

岩槻 邦男  立教大学, 理学部, 教授 (10025348)

研究分担者 WONGPRASERT タバチャイ  タイ森林局, ブーケ植物園, 園長
PHENGKLAI Ch  タイ王立植物園, 園長
立石 庸一  琉球大学, 教育学部, 助教授 (80114544)
村上 哲明  京都大学, 大学院・理学研究科, 助教授 (60192770)
福岡 誠行  頌栄短期大学, 教授 (90071430)
キーワードインドシナ / ベトナム / 野外調査 / パリ自然史博物館 / ダラ-高原 / ヒメシダ科 / チャセンシダ属 / 資料標本
研究概要

1997年度中には、インドシナにおける野外調査2回と自然史博物館における資料研究を行った。
第1回野外調査はベトナム北部で、雨期の8月に福岡、立石、鈴木が、国外研究分担者と協力して実施した。これまで調査のための行動の効率を優先して、乾期に調査を集中したが、比較的調査を詳しくした北部では、雨期における材料の収集が必要だった。収集した資料は標本だけでも2万点に達し、効率的な調査であった。
第2回野外調査はベトナム南部で乾期の12月から1月にかけて実施した。岩槻、村上、福岡と、国外研究協力者が参加した。ダラ-高原を中心に、南ベトナムでは種の多様度が高いとされている場所を対象としたが、特別に乾燥の厳しかった97年度には、乾期における調査は植物にとっては好ましいものではなかった。それでも、行動範囲が広いことが幸いして、1万点を超える標本を採集した。
8月に、岩槻、村上がパリ自然史博物館を訪問し、収蔵されているインドシナ産資料標本による調査研究を行った。岩槻はインドシナシダ植物誌の一環としてヒメシダ科を、村上は担当しているチャセンシダ科ホウビシダ属の資料標本、とりわけ基準標本、を研究し、それぞれの分担の調査研究に成果を上げた。
もち帰った資料標本を研究材料の状態に整理し、標本ごとに研究を開始した。生材料はそれぞれに可能な場所で栽培し、分子系統学などの解析を行った。成果は論文にまとめるべく、現在整理中である。

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公開日: 1999-03-15   更新日: 2016-04-21  

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