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1995 年度 実績報告書

日本列島とアジア大陸の植物相の比較研究

研究課題

研究課題/領域番号 07041151
研究機関国立科学博物館

研究代表者

小山 博滋  国立科学博物館, 植物研究部, 部長 (90000132)

研究分担者 GUANG Q  上海自然博物館, 研究官
PING T  上海自然博物館, 研究官
KUN Q  上海自然博物館, 研究官
PEIGUI L  中国科学院, 昆明植物・研究所, 助教授
ZANG MU  中国科学院, 昆明植物・研究所, 教授
高橋 弘  岐阜大学, 教育学部, 教授 (40021331)
松本 定  国立科学博物館, 実験植物園, 研究官 (80132695)
平山 良治  国立科学博物館, 実験植物園, 研究官 (50124186)
斉藤 寛  国立科学博物館, 動物研究部, 研究官 (00259996)
北山 太樹  国立科学博物館, 植物研究部, 研究官 (20270407)
柏谷 博之  国立科学博物館, 植物研究部, 室長 (10000142)
土居 祥兌  国立科学博物館, 植物研究部, 室長 (10000134)
近田 文弘  国立科学博物館, 植物研究部, 室長 (60021945)
キーワード日本とアジア / 揚子江流域 / 日中共同研究 / 陸上植物 / 菌類 / 地衣類 / 藻類 / 分類学的調査
研究概要

本調査は、国立科学博物館が中国上海市立自然博物館と共同で推進する国際的な学術共同事業として位置づけられ、本年度は、中国揚子江下流域淅江省舟山群島と温州海岸の海藻と生育環境及び江西省の陸上植物と菌類、同中流域の貴州省、雲南省の陸上植物と菌類を分類学的見地から調査し、5,000点をこえる日本に始めてもたらさた標本を採集すると共に、上海市立自然博物館及び中国科学院昆明植物研究所の研究者を招へいし、採集した標本の共同研究を行った。
本調査は、1)日本列島の植物相をアジア大陸の植物相と比較、2)ヒマラヤから日本に至る日華区系を再検討し、3)植物資源と民族植物に関する基礎資料の収集を目指すものであるが、1)に関しては、海岸の海藻とその生育環境が日本と良く似ていることが判り、また陸上では、日本を中心に分布するホトトギス属(ユリ科)の新種が江西省で発見され、日本産ヌリトラノオ属(チャセンシダ科)のシダの多くが揚子江流域を発祥の地とするとの考えを示唆するデータが得られた。2)に関しては、貴州省と雲南省の間に植物分布の境が存在することを示唆する情報が得られた。また、3)に関しては、雲南省で食用菊の新たな利用法を示す民族植物学的知見が得られた。

  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] 北山 大樹: "中国浙江省舟山群島の褐藻類" 国立科学博物館研究報告. B21. 169-178 (1995)

  • [文献書誌] 近田 文弘: "1995年度中国植物調査記録" 国立科学博物館研究報告. B21. 36-49 (1996)

  • [文献書誌] 高橋 弘: "中国産ホトトギス属新種" 日本植物分類学会大会発表記録. (1996)

  • [文献書誌] 松本 定: "ヌリトラノオ類シダの日中比較" 国立科学博物館つくば実験植物園研究報告. (1996)

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公開日: 1997-02-26   更新日: 2016-04-21  

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