海外における日本情報の需要と供給に関する研究

1997 年度 実績報告書

• 研究課題/領域番号: 07044017
• 研究機関: 学術情報センター
• 研究代表者: 井上 如 学術情報センター, 研究開発部, 副所長 (50114385)
• 研究分担者: 野末 俊比古 学術情報センター, 助手 (70300704) ; FLANAGAN J.L ラトガース大学, 副学長 ; STEINHOFF P. ハワイ大学日本研究所, 所長 ; 宮澤 彰 学術研究センター, 研究開発部, 教授 (80099928) ; 内藤 衛亮 学術研究センター, 研究開発部, 教授 (10110074)
• キーワード: 学術情報システム / 日本情報 / 情報需要 / 情報供給 / マルチメディア / デジタル図書館 / 国際標準化 / 国際共同入力

研究概要

日本情報に対する需要及び(各国内の供給)の態様と特性を、地域及び主題分野という二つの次元から解明を試み、とりわけ(次世代の)キーパーソンの要求パターンに着目した。また、日本情報の提供にともなう課題である「標準化」は、国内的な観点からのみならず、海外各国における観点からも検討する必要がある。
海外における日本情報への要求・需要の様態と特性を把握・解明するとともに、供給の問題点を明らかにすることにより、わが国における学術活動の国際貢献の可能性向上に資することを目的としてきた。
平成9年度は、延ベ12名の派遣によって、各地における日本情報に対する需要と供給の現状、日本からの支援の方策ならびに要件などを調査分析した。
また、延ベ6名の招へいにより、各国における学術情報システムまたはこれに相当する国家的情報流通基盤の状況やマルチメディア開発の課題などについて報告を受け、意見・情報交線を行った。

研究成果

• [文献書誌] 内藤 衛亮、越塚 美加、井上 如: "メディアシ--使命と方向性" 学術情報センター紀要. 第10号. 14 (1998)
• [文献書誌] 内藤 衛亮: "研究成果流通と大学図書館" 京都大学附属図書館講演会. (1997)
• [文献書誌] NAITO Eisuke: "Remote Education in Japan:Policies,Practices & Problems" paper presented at the Global Standards Conference"Building the Global Information Sociery for the 21st Century-New Applications and Bussines Opportunities-Coherent Standards and Regulations",1-3 October 1997,Brussels,Palace and Sheraton Hotel. 8 (1997)
• [文献書誌] 内藤 衛亮: "日本情報へのアクセスの可能性と課題" 山東大学・山東省日本学会主催「情報ネットワーク時代と日本研究」1997年9月19日-21日. 8 (1997)
• [文献書誌] Marcia Lei Zeng, Suzine Har Nicolescu, Eisuke NAITO and Kimiko TAKEUCHI ed: "Serving Multicultural Populations in the 21st Century:Universal Standardized Subject Headings-Recent Status and Future Prospects-" Papers from the One-day Workshop at the 62nd IFLA Confernce,Beijing,China,August 29,1996.published by NACSIS,Tokyo,August 28,1997. 82 (1997)
• [文献書誌] INOUE Hitoshi, NAITO Eisuke, KOSHIZUKA Mika: "MEDIACY:what it is and where to go" paper presented at INFO-ETHICS-UNESCO International Congress on Thical,Legal and Societal Aspects of Digital Information,Mote Carlo,Monaco,10-12 March 1997. 6 (1997)